バドミントン

バドミントン世界選手権2005観戦記-(2) 女子ダブルス決勝

世界選手権-2(アナハイム)
~8/20(土)~
★ヤン・ウェイ&チャン・ジェウェン(WR1位:中国) vs ガオ・リン&ホワン・スイ(WR2位:中国)
WDの決勝は、常に上位を定位置としているおなじみの中国同士の対決です。韓国のラ・キョンミンが引退してからはWDは中国の独壇場ですね。ダブルスと言えば韓国ですが、世代交代が上手くいっていないのでしょうか・・。さて、今回の対戦はオリンピックの決勝や、ジャパンオープンなどでも何度も見ているカードなので、録画放送を見ているようでしたが、毎度のこと手の内を知り尽くした間で、1回1回のラリーがとにかく長いです。でも、よーく見てると、アウトやネットに引っ掛けるイージーミスはほとんど皆無でした。レシーブのミスとも言えないようなちょっとしたミスで攻め込まれるという感じです。日本で全日本総合の決勝などを見る機会もあったりしますし、今年のジャパンオープンでは小椋・潮田ペアが中国相手にファイナルまで頑張りましたが、今回の決勝を間近で見る限り、まだまだ相当差があるのかなぁというのが正直な感想です。

試合はいつもの通り、超スロースターターのヤン・ウェイ&チャン・ジェウェン組が、1セット目からかなり点差を離されるものの、ジワジワと追いつき結局1セット目をセッティングで逆転勝ち。2セット目からはヤン・ウェイがスマッシュを丁寧にクロスネットに返し、チャン・ジェウェンが打ち込むという展開で、ランキング1位の力を見せつけた試合になりました。ガオ・リン&ホワン・スイ組は2セット目からはシャトル回しが単調になってしまい、オリンピックで見せたような粘りが見られずに残念でした。破壊力では小椋・潮田ペアも決して引けはとっていないと思います。レシーブ力で差があるように感じましたが、やはり最大の差は自分たちでゲームを作れる強さなのでしょうか??